Git 入門②
Git 入門2回目になります。
1回目は↓
Git の設定
Git の設定を確認したり、変更したりするには、以下のコマンドを使います。
$ git config
リポジトリ内でのみ有効な設定となります。
オプションとして --global
とつけることで、リポジトリとは無関係に、システム上のユーザー毎に設定をすることができます。
ユーザー名とエールアドレスの設定
各 commit には、そのコミットを行ったユーザーの名前とメールアドレスが記録されます。
そこに記録されるユーザー名とメールアドレスを設定します。
$ git config --global user.name 'username' $ git config --global user.email 'useremail@gmail.com'
基本的には、ユーザーごとにユーザー名とメールアドレスを設定すればいいので、--global
で設定すればよいです。
また、この設定をしておかないと、初めてのコミット時にメッセージにより、この設定をすることを求められます。
エディター
コミットメッセージの編集等を行うためのエディターの設定を行います。
EmacsやVim、VS Code など、自分が使いたいエディターを使えるようにします。
$ git config --global core.editor emacs
この設定をしておかないと、コミットメッセージでviが起動して、そのまま終了方法がわからなくて苦労する、みたいなこともある?ので、使い慣れたエディターを設定しておきましょう。
エイリアス
個人的には最も便利で、最も重要な設定だと思っています。
Git で利用できるエイリアスの設定ができます。
$ git config --global alias.st status $ git config --global alias.df diff $ git config --global alias.cm commit $ git config --global alias.br branch $ git config --global alias.co checkout $ git config --global alias.gr log --graph --oneline --decorate --all
↑のように設定することで、以下のようにコマンドを省略できます。
$ git st # = git status $ git df # = git diff $ git cm # = git commit $ git br # = git br $ git co # = git checkout $ git gr # = git log --graph --oneline --decorate --all
設定ファイルの確認
以下のコマンドで設定ファイルを直接編集することができます。
$ git config --global --edit
この設定ファイルはデフォルトでは、~/.gitconfig
にあります。
また、--global
をつけない場合は、リポジトリ内でのみ適用される設定をすることができます。
この場合も、--edit
オプションでリポジトリ内の設定ファイルを編集することができます。
$ git config --edit
このファイルは、リポジトリ内にある .git/config
にあります。
終わり