オープンソースでFirebaseの代替となる? 「Supabase」

f:id:utouto97:20220111022432p:plain

Friebase は Google のサービスですが、オープンソースで利用できる Supabase というサービスがあります。

TL;DR
Supabase使うと簡単にバックエンド構築可能
Postgres Database, Authentication, instant APIs, Realtime subscriptions, Storage が使える
Functions も近く実装予定
無料枠も結構ある!

Supabase とは

Supabase は、オープンソースのBaaSです。
メジャーな BaaS として Google の Firebase があります。
Supabase はオープンソースなサービスで Firebase を代替するものになるかもしれません。

公式HPのトップページには以下のように書かれています。

f:id:utouto97:20220111022842p:plain

Supabase を使うことで、簡単にバックエンドが開発できます。
使えるサービスは、Postgres Database, Authentication, instant APIs, Realtime subscriptions, Storage があります。
また、Serverless Functions もリリース予定のようです。

バックエンドを構築するうえで欠かせないデータベースや認証があります。

Supabase と Firebase との違いは?

Supabase と似たサービスで Google の Firebase があります。
では、Supabase と Firebase はどの辺に違いがあるのでしょうか。

まず、Supabase はオープンソースであるのに対し、Firebase は Google によって開発されています。

Supabase では、データベース、認証、インスタントAPI、リアルタイムサブスクリプション、ストレージがサービスとしてあります。
Firebase にも、それらに対応するサービスがあります。
例えば、データベースだと Firestore、認証なら Firebase Authentication、といった感じです。
さらに、Firebase には機械学習のサービスやホスティングのサービスもあります。

Supabase と Firebase では、サービス毎にも違いがあります。
データベースサービスを比較してみると、Supabase は RDB の一つである Postgres ですが、 Firebase は Firestore であり、これはドキュメント型の NoSQL です。
また、認証も対応しているSNSサービスなどが異なりますが、どちらも多くの認証方式に対応しています。

Supabase と Firebase はどちらも BaaS で、バックエンド構築に必須のサービスをどちらも提供していますが、多くの点で異なっています。

Supabase の料金プランは?無料枠はある?

Supabase には、三つの料金プランがあります。
Free, Pro, Pay as you go の三つです。

Free プラン

Free プランは無料枠です。
もちろん $0 (0円) です。

  • DB 500MBまで
  • Auth 10000ユーザーまで
  • Storage 1GBまで
  • など

Pro プラン

Proプランはベースとなるプランです。
1プロジェクトあたり月額 $25 です。

  • DB 8GBまで、自動バックアップ付き
  • Auth 100000ユーザーまで
  • Storage 100GBまで
  • Email サポート
  • など

Pay as you go プラン

Pay as you go プランはいわゆる従量課金プランです。
ただし、このプランはベースとなる Pro プラン + 従量課金といったイメージのプランで、Pro プランの範囲は1プロジェクトあたり月額 $25 で、超えた分は従量課金となります。