ES modules と CommonJS

JavaScriptで、モジュールという仕組みがあります。
外部ファイルの読み込み/書き出しを行うための仕組みです。
import/exportが、モジュールの仕組みの一つです。

モジュールの実現方法として、主なものがES modulesとCommonJSです。

ES modulesは、ES2015で策定された仕組みです。
ブラウザで実行されるJavaScriptでもNode.jsでも利用できます。
ES modulesでは、モジュールの読み込み/書き出しに、import/exportを使います。

ES modulesが策定される前から、Node.jsではモジュールの仕組みが実現されていました。
モジュールの読み込み/書き出しに、require/exportsを使う方法です。
これをCommonJSと呼びます。
CommonJSは、Node.jsで利用できます。

import/export (ES modules) と require/exports (CommonJS)

ES modulesでは、import/exportを使います。

import User from "./user.js";

export default class { 省略 };

CommonJSでは、モジュールの読み出しをrequireを使います。

const User = require('./user.js');

また、モジュールの書き出しはmodule.exportsを使います。

class User { 省略 }
module.exports = User;

終わり